分からないから、
難しいからおもしろい
電子情報学科を選んだ理由は?
ハード系も、ソフト系も捨てきれなくて
簡単なプログラムを組んでみるなど、幼いころからコンピュータをさわって遊ぶことが大好きでした。大学も理工系へ進みたいというざっくりとした目標はありましたが、いざ受験となったとき「本当にやりたいことは何だろう」と自分を見つめ直したことがあって。そこで最後まで迷ったのが、同じ理工学部内でも「ハード系かソフト系か」ということ。本学部内から絞るとすると、ハードなら機械システム工学科、ソフトなら情報メディア学科が近いんでしょうけど、僕はどちらもやりたいという想いが捨てられなかったんです。その点、両方をバランスよく研究できる電子情報学科は、ピッタリだと思いました!
これまでの学びや研究でもっとも力を注いだのは?
わずか0.01の誤差ですべてが変わる世界
実験の「技術力」を上げることですね。具体的にいうと、いかに誤差を少なくするかです。たとえ話ですが、もし「ものさしで1㎝を計りなさい」と言われたらどうします?そんなの簡単だと思うかもしれませんが、実はこれがとても手ごわいんですよ。自分では1cmだと思っても、厳密には1.01cmかもしれないでしょう?しかも、そのちょっとした誤差が最終的な実験結果に大きく影響を与えるので大変です。でもそこがおもしろいというか醍醐味というか。精度の高い実験を成功させ、計算した理論値との誤差が小さかった時や、考察が正しいと証明できた瞬間はもう最高です!
将来の夢や今後の目標は?
ネットワークインフラの設計に携わりたい
僕は「答え」が分かっていることにおもしろみを感じない性格です。自分で見つけたいんですよね。その力をつけるために、講義をもっともっと活用したい。講義って自分の考え方の幅を広げる場だと捉えているからです。研究の質向上や、就職に向けての情報収集など、さらに自分を高めるために人とのつながりも広げていきたいです。将来はインフラエンジニア関係の仕事に就きたいと思っているので、ciscoやORACLEなど、ネットワーク系・データベース系の資格修得もがんばりたいですね。
バイトも学びも、
無駄なく効率的に
現在の住まいや通学スタイルは?
時間を有効活用したくて、キャンパス近くへ引っ越し
それまでは奈良・西大寺の実家から2時間かけて通っていましたが、3回生になったときにキャンパスの近くで一人暮らしを始めました。レポートをまとめたり、アルバイトと両立したりといった効率を考えると、実家からでは時間がもったいないと思ったからです。今は大学まで自転車で20分くらいなので、ずいぶん楽になりましたね。僕は途中で引っ越しましたが、もっと時間をかけて通学している人も意外とけっこういます。遠くからの通学もじゅうぶん可能だと思いますよ。
現在の生活スタイルのポイントやメリットは?
24時間フル活用できる研究室
本学の研究室は24時間入退室が可能なんです! 気付けば、夜2時くらいまで研究室にいたこともありました。家で調べごとをしていて、今すぐ実機で検証してみたくなったときも、研究室のパソコンにアクセスして外部から操作もできます。「知りたい」という疑問が浮かぶと調べずにはいられない僕のようなタイプには、ピッタリの環境だと思います。あと、一人暮らしを始めて自由になったぶん、油断するとつい怠け心が顔をのぞかせることもあります。自分でスケジュール管理をきちんと行うことが大事ですね。